SUBARU 水平対向エンジン修理 EJ20編
作業工程
お客様の声
写真は原因となった変形したインテークバルブ4本ですが今回は吸気及び排気の合計16本全て新品交換し、バルブクリアランスも規定値に調整したことにより
以前よりエンジンのメカノイズが無く、音が静かで調子が良くて快適との感想をいただきました。
TSヨシモトより
エンジンをばらすたびに思うこと。それは不適切なエンジンオイル管理です。
しっかりとした整備は当たり前に重要ですが、近年はオイル管理の悪い車両が目立ちます。
それは、おそらくエンジンをばらして内部のパーツや車両と会話を出来る方が少なくなっているのが一つの原因にあると思います。
一例としてアナログを知らない方が良いオイルだからといって交換サイクルを伸ばす。又は交換しなくてもいいという考え方を持つということがそもそも大きく間違っているということです。車両に応じた規格のオイルであって通常走行であれば安くても何ら問題ないということで、交換サイクルは使用条件で左右しますが5,000㌔以内がベストでしょう
それと近年は燃費ばかり気にする方が多くてスピードメーター表示をODO表示(全走行距離表示)
になってないから次回交換距離を飛ばす車両も多く拝見します。
オイル交換サイクル(走行した距離)をしっかり管理していないと燃費が悪くなることも覚えておいていただきたいと思います。
サーキット走行で使用するオイルは何が良いか?こんな質問にもお答えしてくれるお店は頼もしいと思います。
最後に一言!車は壊れるまで動きます。
シリンダーヘッド分解
バルブを取り出したら今回の主な原因やその度合い、納まっていたところの傷を確認しながら修正作業及び当たりつけ後にオイル下がりの原因となるオイルシールも交換して へたって短くなっているバルブスプリングも全て交換して新車の状態にしていきます。