SUBARU 水平対向エンジン修理 EJ20編

メーカー
スバル
車名
レガシィ 
年式
2005
施工個所
シリンダーヘッドのオーバーホール
依頼内容
一般道を通常走行中、異音と共に急激なパワーダウンとのことでエンジン点検修理で入庫しました。
修理内容
始動時の音からの判断でバルブがピストンと干渉したことによって曲がっていると判断し、圧縮測定したところ数値がゼロとなっているので本来の機能が損なわれて走行することができなくなっていることからエンジンを下ろして分解しながら念入りに点検していくこととします。

作業工程

シリンダーヘッド分解

バルブを取り出したら今回の主な原因やその度合い、納まっていたところの傷を確認しながら修正作業及び当たりつけ後にオイル下がりの原因となるオイルシールも交換して へたって短くなっているバルブスプリングも全て交換して新車の状態にしていきます。

バルブクリアランス調整

バルブクリアランス(タペット調整)はエンジンにとって非常に重要なものでパワーのあるエンジンは一部ですがシム式になっており、しっかり規定値に調整することによりメカノイズが消えるばかりか とても調子の良いエンジンとなります。

シリンダーブロックの傷及びピストン上部の確認

ピストンと干渉してバルブが曲がっていることからそのブロックの壁やピストン上部の確認を行ないます。 特に問題なく綺麗でしたのでOKと判断しブロックはO/H無しとしましたがこれを見る限り新車からのオイル交換の管理がよくなかったエンジンといえるでしょう

シリンダーヘッド組み付け完成

シリンダーヘッドの各パーツが組み込まれ、一つ一つの当たりつけにより番号で区別しています。 ようやくシリンダーヘッドの完成です。 この作業もレースの経験で培った弊社得意技の1つです。

シリンダーヘッドの取り付け

水平対向エンジンですので片側バンクを組み付けたら180度回転させて反対側を組み付けしていきます。

お客様の声

写真は原因となった変形したインテークバルブ4本ですが今回は吸気及び排気の合計16本全て新品交換し、バルブクリアランスも規定値に調整したことにより
以前よりエンジンのメカノイズが無く、音が静かで調子が良くて快適との感想をいただきました。

TSヨシモトより

エンジンをばらすたびに思うこと。それは不適切なエンジンオイル管理です。

しっかりとした整備は当たり前に重要ですが、近年はオイル管理の悪い車両が目立ちます。
それは、おそらくエンジンをばらして内部のパーツや車両と会話を出来る方が少なくなっているのが一つの原因にあると思います。

一例としてアナログを知らない方が良いオイルだからといって交換サイクルを伸ばす。又は交換しなくてもいいという考え方を持つということがそもそも大きく間違っているということです。車両に応じた規格のオイルであって通常走行であれば安くても何ら問題ないということで、交換サイクルは使用条件で左右しますが5,000㌔以内がベストでしょう
それと近年は燃費ばかり気にする方が多くてスピードメーター表示をODO表示(全走行距離表示)
になってないから次回交換距離を飛ばす車両も多く拝見します。
オイル交換サイクル(走行した距離)をしっかり管理していないと燃費が悪くなることも覚えておいていただきたいと思います。

サーキット走行で使用するオイルは何が良いか?こんな質問にもお答えしてくれるお店は頼もしいと思います。

最後に一言!車は壊れるまで動きます。

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